それぞれの関係 夫の場合 7P
「だから好きだって言ってるんだよ。まぁ、これは作戦の一部だと思ってればいいよ。何事も経験じゃないか!」
何ノンキな事言って・・・・あ!
山口は再び僕を含んだ
口いっぱいほおばり、美味しそうに音を立てて飲み込むように奥まで咥えた
恥ずかしいが、僕は男に咥えられて強く反応してしまっていた
その内に段々と覚醒し始めた僕
この!山口・・・・!と反抗しようと体を起そうとしたが、何かに腕をひっぱられた
しまった!山口に両腕を固定されている!
僕の両腕はそれぞれに手錠をつけられて、その手錠は鉄アレイに掛けられていた
いったい何キロの鉄アレイなのだろう?
やたら重くて、とても片腕では起せそうにない
「こら!山口ぃ!この手錠を取れ!」
「やだよ。取ったら逃げるじゃないか」
「当たり前だ!」
「お前を抱くのが俺の夢だったんだ。その夢を逃してたまるか」
山口はそう言うと僕の唇に彼の唇を押し当ててきた
優しくキスを繰り返されると・・・なんだか僕が女みたいに扱われて恥ずかしくなってきた・・
その内に僕の中で妙な感情が芽生えてきた
山口の僕を大事に思う気持ちが伝わってきて・・・
こう、なんというか・・・「愛されてる喜び」というか・・・
とにかく、自分的に大変ヤバイ感情が芽生えてきたわけだ
「なぁ、山口・・・もういいよ・・・お前の気持ちはわかったよ・・・だから離してくれよ」
僕はもうこの自分のヤバイ気持ちをどうにか消したくなったんだ
しかし山口は聞いてくれなかった
聞こえてるのか、聞こえてないのか、僕を愛撫する手や唇は一向に終わらなかった
「なぁお願いだ・・やまぐ・・ち・・・・あぁ・・はぁ・・」
僕はもう上手く口がまわらなくなってきた
ちゃんとしゃべろうとするのだが、所々で吐息が漏れるようになってきてしまっていた
僕の声が漏れる度、山口は感動した
「ここか?ここが気持ちいいか?こうしたらどうだ?もっといいか?」
山口は、僕の意志とは裏腹に元気になった部分を手に持ち
裏の筋の部分に舌を這わせた
「あぁん!」
思わず女みたいに叫ぶ僕
そうると益々山口は喜んだ
僕のあそこはもう山口を否定出来ないくらいに感じて濡れていた
こんな事ってあるのだろうか・・・僕は男で、相手も男だ・・・
おまけに僕はこんなに情けない格好でくくり付けられている・・・・
だけど、山口に感じてしまっている僕
そういえば、今まで女としても僕が感じさせる役ばかりだった
そりゃぁ、女の中に入れば僕も感じるわけだけど・・・・
でも、それまでに踏むステップは僕が奉仕してばかりだったような気がする・・・・
最終的には僕が気持ち良くなる為、その為に女達を濡らして準備していたようなものだ・・
でも今は違う
僕が濡らされている・・・
そう、まるで山口が最終的に気持ちよくなる為のステップみたいに・・・・
え?ちょっと待て・・・・
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