課長と部長 6P
                                               
 私はガックリきてしまった
 さっきまで、ちょっと期待していた自分が悲しい

 まぁ、もうここまで来たから引き返せないし・・・
 女でもないから傷物になる・・てわけでもないし・・・
 第一、私の性癖も知られたわけだし・・・
 終わったら「気が済みましたか?」って明日から何も無かった顔で接すればいいさ

 もう「どうにでもしろ」って感じで私はヤケクソな気分になった

 うつぶせたまま、部長とは反対方向に顔を向けて少しムスッとしていた私に

 「なんだ〜?ちょっと休憩挟まれて拗ねちゃったかな〜?」

 と、部長はニヤニヤと話し掛けてきた

 違うんだよ!お前のその腹と毛むくじゃらが嫌いなんだよ!
 そう叫びたかったが・・・言えるわけもなく、私は返事をしなかった

 「まぁ、まぁ、夜はこれからだ。じゃ、続き始めようか」

 そう言うと部長は私の上にかぶさるように乗ってきて
 手を胸元にまわして着様にカッターシャツのボタンを外し始めた

 部長の熱い息遣いが耳元に聞こえてくる
 はぁっ・・・はぁ・・・・

 フッ・・・フッ・・・と、荒い鼻息も聞こえる

 早く終わんないかな〜?はぁ〜・・こういう時ってしつこいオヤジのSEXは嫌なんだよ〜

 すっかりその気が無い私は憂鬱だった
 しかし、そんな憂鬱も束の間だった

 カッターシャツのボタンが全部外れると、それを上に押し上げて(手は縛ったままなので脱げない)
 部長は私の背中に舌を這わせた

 ビクン

 背中が反った

 何故だかよくわかないが非常に感じるのだ。ただ背中を舐められただけなのに・・・
 ゾクゾクする・・・あ・・・

 部長は、尚も続ける
 時には舌先を尖らせて脇の下も舐める
 それが、こそばいのと気持ちがいいのと合わさってなんとも言えない感触になる

 「あ・・・はっ・・・ダメ・・そこ・・・あ・・・」

 憂鬱だと感じてたはずなのに、私はまた声をあげるようになった

 「課長は感じやすいんだなぁ〜。ふっふっふ・・・」

 舐めながら手は私の男棒を捕まえている
 ブリーフの上からだが、摩ったり、ギュウと掴んで見たり・・・
 時には先端を指で擦ってみたり
 その度に私の反応を見ながら部長は私の体を愛撫した
 おかげで、ブリーフの上からでもはっきりとわかるくらいに私は濡れていた

 「どれ・・・こっちを向いてごらん」

 部長はまた私をゴロンと転がし、今度は正面を向かせた
 散々感じてしまった為、私は恥ずかしくてつい顔を背けた
 だが、背けた顔のあごをガッシとつかまれ、再度元に戻された
 そして部長の顔が近づき・・・
 部長の厚い唇が私の口に覆い被さった

 ベチャ・・・ベチャ・・グッチャ・・グチャ・・・ジュルッ・・

 なんともいえない、いやらしい音がする

 部長は、独特の臭いがあった
 油臭い・・のか?いや、これは歯周臭いか?
 とにかく臭う

 アァ・・・臭い・・・でも、でも、どうして感じてしまうのだろう・・・
 こんなオヤジは私の好みではないのに・・・






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