( 4P )

 「ぅ・・・ぅ・・・・・」

 僕は出来るかぎり声を出さないように噛むように口を閉じた 
 しかしその中では小さな声が漏れていた

 オロチはわざと音をたてて僕の耳に舌を入れる

 ・・ペチャ・・ペチャ・・・

 時々、耳たぶをかんだり耳全体を舐めたりして、とにかく舐めまわした
 僕は、そのいやらしい音が男によって出されてるのかと思うと屈辱的な気分になった
 やめろ!やめろ!やめろ!
 心の中では上手く声に出来るけど、口を開くと声が漏れそうになるのが嫌でずっと押し黙ったままだ


 「ふふふ・・・・乳首がたってるよ。かわいいなぁ」

 「アッ!いたっ!!」

 タケルは僕の乳首をキュウと摘んだ
 痛みが僕の体に走った
 しかし、すぐに手をぱっと離してまた乳首を舌先で転がし始めた
 そして、今度は僕の口の中に舌を入れようとしてきた

 僕は歯をギュウと噛んで抵抗した

 男とディープキスなんて冗談じゃない!

 心の中でそう思い必死に抵抗した
 タケルはそれでも唇を舐めたり吸ったりして僕の口を開かそうとした
 ・・・が、僕の抵抗に逆キレしてしまい

 「・・・てめぇ・・・いいかげんにしろよ・・・」

 と、途端に低い声で僕を上から睨んだ
 顔を僕にぐっと近づけて、僕の顎を包むように大きな手でガシッと掴むと
 左右のホッペの肉がグイと持ち上がり、僕はひょっとこみたいな口になった

 タケルは空いてる手をベッド脇のテーブルに伸ばすと何かを掴んだ
 
 パチン

 と何かが開く金属音がした
 そして次の瞬間、僕の首に冷たい感触が走った


 僕はその平たくて冷たい感触が何であるかわかった

 ナイフ!

 「素直に言う事聞けよ。お前は俺達がどんな奴なのか本当の所はわかってねーだろう?
  ネットなんてほとんど嘘の世界だ。例え俺達が殺人鬼でもな・・・・くっくっく・・・」

 僕は緊張で体温が下がっていくのがわかった
 手足が極端に冷たくなっていく
 寒いくせに、背中に汗が浮き上がる

 「おいおい、あんまり脅すなよ。すっかり萎えちゃったじゃんか!」

 僕の下半身の方から大和が叫ぶ

 「なぁ、ブルーちゃん。素直に言う事聞いてりゃ俺達は悪いようにはしないって〜
  女じゃあるまいし、妊娠とかそういう後腐れも無いんだ。今夜一晩だと割り切って
 付き合ってくれ たっていいだろ?」

 そう言うとタケルはナイフを突き立てて僕の首筋にスイと這わせた

 いっ!!・・・・痛・・・・

 軽く切れたのがわかる。切れた箇所がジンジンと熱くなってきた

 「いい切れ味だろ?な、大人しくしてろ・・・」

 タケルはそう言うと再び唇に舌を這わせた
 もう、僕は観念するしかなかった・・・
 もしかしたら、レイプされた後に殺されるかもしれない
 でも、本当にレイプだけで済むかもしれない
 どっちかわからないけど・・・・素直に従う方に僕はかける事にした

 僕は噛み締めていた歯を開けてタケルの舌を受け入れた





 



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